読書ログ:2018年1月~12月

2019.06.13 読書ログ
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前提

私の中におけるブログの目的は3つです。

①会社の事を知ってもらうこと。
②私や経営チームがどのような思想で経営をしているのか知ってもらうこと。
③私個人のキャラクターを知ってもらうこと。(これが一番緩めです)

今回は③の緩め系コンテンツになります。

 

私にとって読書は趣味だと定義しています。

趣味ではあるのですが、経営思想にも大きく影響を与えてくれるものなので、 ①や②にも相関するものだと考えています。

 

緩いタッチではありますが、 そのような前提に立って以下の文章に入ります。

前回の読書ログ:2015年5月~2016年1月からは2年以上たってしまいました。

 

はじめに

2018年に購入&読んだ書籍をまとめてみました。

(2016年と2017年もあとで出すかもです。量が少し多いので分けます)

 

2018年は社内で数名を選抜して『私塾』的な取り組みをトライしてみた経緯もあり、教材を選書する為に、基礎的なビジネス書もまとめ読みしたのが特徴的な年でした。

また、私は基本スタンスとして、フィクションの小説を読まないようにしています。

あまり没入しすぎてしまうと、抽象度が高くなりすぎて、別に考えても大した意味なんか見出だせないことを考えてしまい、現実世界に戻ってくる負担が高くなるからです。

ただし、映画はOKとしています。 没入しそうになったら、俳優さんの私生活とかをあえて想像して、脱出すれば良いからです。

これは最近編み出したのですが、どうも映像コンテンツに集中できず客観視しすぎてしまう時は誰にでもあると思います。

そのような没入度が低い場合は、出演している俳優さんや女優さん側からの一人称の視点で見る意識でいくと没入感が上がります。

先日、アベンジャーズを見ていて、クライマックスにも関わらず『これでアベンジャーズ終わるんだよなぁ』と思ったら客観性が上がりすぎて、没入感が落ちてしまいました。

いかんいかんと思って、急遽、トニー・スターク相手にこのテクニックを使ったら映画館で意識が飛びそうになりました。

 

読書について話すときに、よく『読書は作者との対話だ』みたいなことをおっしゃる方がいます。

はたして、本当に対話のつもりで読んでいる人はいるのでしょうか?

この話を真に受けて本当に対話しようと思って読んでみると、少しずつコツがつかめてきます。

コツがつかめてくると、書籍への没入度が一気に上がる感覚があります。

(※著者の名前を画像検索し、顔を見ておくと没入度が上げやすいです)

映像でも活字でも、情報コンテンツに触れる上で、処理速度重視も良いのですが、没入度を上げる感覚も身に着けておくと、得られる情報価値が上がるので、ものすごくお得なのではないかと思っています。

 

さて、余談はこれくらいにして、本題に戻ります。 以下に、3部構成で書いてみます

  • ・2018年の書籍一覧
  • ・5冊ピクアップ
  • ・最後に

 

2018年書籍一覧

合計227冊あります。

(スマートフォンだと一見分かりづらいのですが今回からスクロール表示にしてみました)

どんな本があるのかご興味がある方はボックス内をスクロールしてみて下さい。

– FACTFULNESS(ファクトフルネス)10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣
– 管理しない会社がうまくいくワケ
– サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい 人生100年時代の個人M&A入門 (講談社+α新書)
– Measure What Matters(メジャー・ホワット・マターズ) 伝説のベンチャー投資家がGoogleに教えた成功手法 OKR
– ユーチューバーが消滅する未来 2028年の世界を見抜く (PHP新書)
– HUMAN+MACHINE 人間+マシン―AI時代の8つの融合スキル
– デジタルの未来 事業の存続をかけた変革戦略
– いちばんおいしい家カレーをつくる
– NEXT GENERATION BANK 次世代銀行は世界をこう変える
– 0才から100才まで学び続けなくてはならない時代を生きる学ぶ人と育てる人のための教科書
– 天才はあきらめた (朝日文庫)
– 組織の未来はエンゲージメントで決まる
– テクノロジーの地政学 シリコンバレー vs 中国、新時代の覇者たち
– サラリーマンの悩みのほとんどにはすでに学問的な「答え」が出ている (マイナビ新書)
– ニッポン2021-2050 データから構想を生み出す教養と思考法 (角川書店単行本)
– 「死」とは何か イェール大学で23年連続の人気講義
– これから仮想通貨の大躍進が始まる!
– 外資系コンサルが教えるプロジェクトマネジメント
– 戦略的データサイエンス入門 ―ビジネスに活かすコンセプトとテクニック
– 頭に来てもアホとは戦うな!
– ジェニーン―ITT王国を築いた男 挑戦の経営
– 仮想通貨はどうなるか――バブルが終わり、新しい進化が始まる
– 破天荒弁護士クボリ伝
– 合成生物学の衝撃 (文春e-book)
– 悪の哲学 ──中国哲学の想像力 (筑摩選書)
– 「幸せをお金で買う」5つの授業 (中経出版)
– キングダム 52 (ヤングジャンプコミックス)
– 新書765知られざる天才 ニコラ・テスラ (平凡社新書)
– 劣化するオッサン社会の処方箋~なぜ一流は三流に牛耳られるのか~ (光文社新書)
– 破天荒フェニックス オンデーズ再生物語 (NewsPicks Book)
– このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法
– テクノロジーは貧困を救わない
– 日本史で学ぶ経済学
– バイオベンチャー列伝―週刊東洋経済eビジネス新書No.112
– 守屋 実のザ・イントレプレナーシップ (ハーモニーレーベル)
– バカとつき合うな
– 自分を「平気で盛る」人の正体 (SB新書)
– ゆがんだ正義感で他人を支配しようとする人 (講談社+α新書)
– 平気でうそをつく人たち:虚偽と邪悪の心理学
– When 完璧なタイミングを科学する
– スノーデン 監視大国 日本を語る (集英社新書)
– 私たちはどこから来て、どこへ行くのか (幻冬舎文庫)
– 外資系コンサルが教える 読書を仕事につなげる技術
– 武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50
– 人間関係をリセットして自由になる心理学 (詩想社新書)
– SIMPLE RULES 「仕事が速い人」はここまでシンプルに考える【平成から令和へこれから役立つビジネス書10選】 三笠書房 電子書籍
– ビル・ゲイツ未来を語る
– ITの未来を読む 365冊+α
– 14歳からの社会学―これからの社会を生きる君に (ちくま文庫)
– いま世界の哲学者が考えていること
– 改訂版 可能世界の哲学 「存在」と「自己」を考える
– 政権奪取論 強い野党の作り方 (朝日新書)
– 「日本人論」再考 (講談社学術文庫)
– ハワイに住んでサーフィンしてたら会社やめちゃいました
– はじめての葉巻
– 君はどこにでも行ける
– 良心をもたない人たち
– サイコパス・インサイド
– NHK 電子立国日本の自叙伝〈上〉
– 太陽を創った少年 僕はガレージの物理学者 (早川書房)
– ヤフージャパン 市場との対話 20年間で時価総額50億円を3兆円に成長させたヤフーの戦略
– 「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書
– 「1秒!」で財務諸表を読む方法[実践編] ―「会社の実力」を見抜くポイントがわかる本
– 図解「PERって何?」という人のための投資指標の教科書
– ブロックチェーンの描く未来 (ワニの本)
– NETFLIXの最強人事戦略~自由と責任の文化を築く~
– 池上彰と考える、仏教って何ですか?
– マイクロソフト 再始動する最強企業
– センスのいらない経営
– その「エンジニア採用」が不幸を生む ~良い人材を見つけ、活躍してもらうには何が必要か?
– アンダー・プロトコル 政財暴一体で600億円稼いだ男の錬金哲学
– 伝説の教授に学べ! 本当の経済学がわかる本 ―勝間和代が本気で勉強したかったとても大切なこと
– 闇(ダーク)ネットの住人たち デジタル裏社会の内幕
– 闇ウェブ (文春新書)
– 『週刊文春』と『週刊新潮』 闘うメディアの全内幕 (PHP新書)
– カンバン仕事術
– BAより簡単で英語より大切な決算を読む習慣
– amazon 世界最先端、最高の戦略
– ゲノム編集からはじまる新世界 超先端バイオ技術がヒトとビジネスを変える
– 知っている人だけが勝つ 仮想通貨の新ルール (講談社+α新書)
– the four GAFA 四騎士が創り変えた世界
– PRE-SUASION :影響力と説得のための革命的瞬間
– CRISPR(クリスパー) 究極の遺伝子編集技術の発見 (文春e-book)
– 誰もが嘘をついている~ビッグデータ分析が暴く人間のヤバい本性~
– さよなら、インターネット――GDPRはネットとデータをどう変えるのか
– ファイナンス思考――日本企業を蝕む病と、再生の戦略論
– キングダム 51 (ヤングジャンプコミックス)
– 【図解でざっくり会計シリーズ】4 減損会計のしくみ
– いまさら聞けない ビットコインとブロックチェーン
– ビットコインとブロックチェーン
– ブロックチェーンアプリケーション開発の教科書
– これからを稼ごう 仮想通貨と未来のお金の話
– 「超」独学法 AI時代の新しい働き方へ (角川新書)
– AI時代の子育て戦略 (SB新書)
– 吉田麻也 レジリエンス――負けない力 (ハーパーコリンズ・ノンフィクション)
– 稼ぐ人が実践している お金のPDCA
– 日本電産 永守重信が社員に言い続けた仕事の勝ち方
– 日本電産流「V字回復経営」の教科書
– 反脆弱性[下]――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方
– 反脆弱性[上]――不確実な世界を生き延びる唯一の考え方
– 「キレ」の思考 「コク」の思考
– 世界最高の子育てツール SMARTゴール――「全米最優秀女子高生」と母親が実践した目標達成の方法
– 大予測 次に来るキーテクノロジー2018-2019
– その悩み、哲学者がすでに答えを出しています
– スポーツビジネス 最強の教科書【第2版】
– リーダーシップの本質 改訂3版
– ティール組織 ― マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現
– たった一人の熱狂 仕事と人生に効く51の言葉
– 絶望しきって死ぬために、今を熱狂して生きろ (講談社+α文庫)
– ザ・ラストエンペラー (幻冬舎plus+)
– 読書という荒野 (NewsPicks Book)
– [新装版]成功への情熱
– 破壊――新旧激突時代を生き抜く生存戦略
– すべての組織は変えられる 好調な企業はなぜ「ヒト」に投資するのか PHPビジネス新書
– モチベーション・リーダーシップ 組織を率いるための30の原則 (PHPビジネス新書)
– 世界一訪れたい日本のつくりかた―新・観光立国論【実践編】
– ゴールドマン・サックスM&A戦記 伝説のアドバイザーが見た企業再編の舞台裏
– マーケティングとは「組織革命」である。
– 世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?~経営における「アート」と「サイエンス」~ (光文社新書)
– 「ジョブ理論」完全理解読本 ビジネスに活かすクリステンセン最新理論
– 戦略PR 世の中を動かす新しい6つの法則
– ブランド論
– 超訳ニーチェの言葉
– データ・ドリブン・マーケティング―――最低限知っておくべき15の指標
– ファイナンスこそが最強の意思決定術である。
– 企画脳 (PHP文庫)
– アイデアのつくり方
– HARD THINGS 答えがない難問と困難にきみはどう立ち向かうか
– 頭がよくなる図化思考法 (SB新書)
– なぜ、あなたの話はつまらないのか?
– 初対面でも話がはずむ おもしろい伝え方の公式
– サクッと起業してサクッと売却する 就職でもなく自営業でもない新しい働き方
– 経営を強くする戦略総務
– 経営戦略の巨人たち―企業経営を革新した知の攻防
– 読む力 – 現代の羅針盤となる150冊 (中公新書ラクレ)
– 「有名人になる」ということ (ディスカヴァー携書)
– WE ARE LONELY,BUT NOT ALONE. ~現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ~ (NewsPicks Book)
– 日本再興戦略 (NewsPicks Book)
– 論語と算盤 (角川ソフィア文庫)
– ハードワーク 勝つためのマインド・セッティング (講談社+α文庫)
– MBA定量分析と意思決定
– グロービスMBAアカウンティング[改訂3版]
– グロービスMBAマーケティング[改訂3版]
– 【新版】グロービスMBAリーダーシップ
– 27歳からのMBA グロービス流ビジネス基礎力10
– グロービスMBA事業戦略
– SUPER BOSS(スーパーボス)
– 何者(新潮文庫)
– ファイナンスの哲学
– 経営を強くする戦略人事
– MBAが会社を滅ぼす マネジャーの正しい育て方
– エンジニアリング組織論への招待 ~不確実性に向き合う思考と組織のリファクタリング
– ドラッカー名著集13 マネジメント[上]
– 未来から選ばれる働き方 「会社がなくなる時代」のキャリア革命 PHPビジネス新書
– 最高品質の会議術
– 仕事に生かす地頭力: 問題解決ピラミッドと9つのレッスン (ちくま文庫)
– 「おカネの天才」の育て方
– 営業力: 「顧客の心」に処する技術と心得
– 3ステップで実現する デジタルトランスフォーメーションの実際
– ビジネススクールで教えている武器としてのITスキル
– 女子高生社長、ファイナンスを学ぶ がけっぷち経営奮闘記
– ざっくり分かるファイナンス~経営センスを磨くための財務~ (光文社新書)
– 生産性
– ザ・会社改造–340人からグローバル1万人企業へ
– 経営戦略論入門 (PHPビジネス新書)
– なぜローカル経済から日本は甦るのか GとLの経済成長戦略 (PHP新書)
– 会社は頭から腐る
– IGPI流 ビジネスプランニングのリアル・ノウハウ (PHPビジネス新書)
– ミッションからはじめよう!
– ゲンロン0 観光客の哲学
– 象の鼻としっぽ
– やわらかい頭の作り方: 身の回りの見えない構造を解明する (単行本)
– Work in Progress デジタルマーケティングで大切なこと
– ピーター・ティール 世界を手にした「反逆の起業家」の野望
– ROIC経営 稼ぐ力の創造と戦略的対話
– 「ズルさ」のすすめ
– 働き方の哲学 360度の視点で仕事を考える
– CMを科学する ―「視聴質」で知るCMの本当の効果とデジタルの組み合わせ方― (宣伝会議 実践と応用シリーズ)
– 会社を替えても、あなたは変わらない~成長を描くための「事業計画」~ (光文社新書)
– 孫正義社長に学んだ「10倍速」目標達成術 [新書版]夢を「10倍速」で実現する方法 PHPビジネス新書
– 戦略思考の広報マネジメント
– ワーク・ルールズ!―君の生き方とリーダーシップを変える
– どこでも誰とでも働ける――12の会社で学んだ“これから”の仕事と転職のルール
– 仕事の技法 (講談社現代新書)
– 人は、誰もが「多重人格」~誰も語らなかった「才能開花の技法」~ (光文社新書)
– 広く弱くつながって生きる (幻冬舎新書)
– 情報を「お金」に換える シミュレーション思考
– 本を読む人だけが手にするもの
– 0秒リーダーシップ
– イシューからはじめよ ― 知的生産の「シンプルな本質」
– ゼロ秒思考
– リフレクティブ・マネジャー 一流はつねに内省する (光文社新書)
– キングダム 50 (ヤングジャンプコミックス)
– アリさんとキリギリス
– 問題解決のジレンマ―イグノランスマネジメント:無知の力
– まず、戦略思考を変えよ: 戦略マネジャー 8つの心得
– なぜ、マネジメントが壁に突き当たるのか (PHP文庫)
– なぜ、我々はマネジメントの道を歩むのか
– 人生の成功とは何か 最期の一瞬に問われるもの
– なぜ、時間を生かせないのか かけがえのない「人生の時間」に処する十の心得
– 出現する未来 (講談社BIZ)
– OKR(オーケーアール)
– メタ思考トレーニング 発想力が飛躍的にアップする34問 PHPビジネス新書
– 「Why型思考」が仕事を変える 鋭いアウトプットを出せる人の「頭の使い方」 (PHPビジネス新書)
– 役員になれる人の「読書力」鍛え方の流儀 (アスカビジネス)
– ニューエリート グーグル流・新しい価値を生み出し世界を変える人たち
– 深く考える力 (PHP新書)
– その幸運は偶然ではないんです!
– 採用基準
– やり抜く力
– 確率思考の戦略論 USJでも実証された数学マーケティングの力 (角川書店単行本)
– カイゼン・ジャーニー たった1人からはじめて、「越境」するチームをつくるまで
– 教養としてのテクノロジー AI、仮想通貨、ブロックチェーン (NHK出版新書)
– アフター・ビットコイン―仮想通貨とブロックチェーンの次なる覇者―
– 大前研一 2018年の世界~2時間でつかむ経済・政治・ビジネス、今年の論点~(大前研一ビジネスジャーナル特別号) (大前研一books(NextPublishing))
– 世界最先端のマーケティング
– イーロン・マスク 世界をつくり変える男
– 伝わる技術 力を引き出すコミュニケーション (講談社現代新書)
– 中村俊輔 サッカー覚書 (文春e-book)
– 「事業を創る人」の大研究
– 意思決定の未来は、「直感」にある 世界標準の経営理論
– 感情のメカニズムを理解してこそ、組織は動き出す 世界標準の経営理論
– 「人事の未来」に転換をもたらす5つの潮流 世界標準の経営理論
– HUNTER×HUNTER 35 (ジャンプコミックス)
– ポスト平成のキャリア戦略 (NewsPicks Book)
– 世界は逆転する! 仮想通貨サービス・ICOで世界を変える
– フィスコ・ファイナンシャル・レビュー (ブルーガイド・グラフィック)

 

リストにしてみると分かりますが、いわゆるビジネス関連書籍にだいぶ偏っていますね。

少なくとも世に言う知識人と言われる方々はこんなにも偏った読書はしないでしょうね。

 

前述したように、社内私塾用に、ミドル入り口付近のメンバー向けの教材を選書をした関係で、より『THEビジネス書』への偏りがあるのはしょうがないのですが、2018年という時代性もあって『仮想通貨』『暗号通貨』関連と、あとは、『IT黎明期の書籍(1990年台〜2000年くらいの)』と『サイコパス』とか『心理』関連のカテゴリが昨年は多かったようです。

サイコパス関連は2019年初頭もそのままマイブームは続きますが、ここでは割愛します。

また、このような偏った種類の書籍を大量に読んでいる人間のメンタルが健康かどうかって非常に疑わしいのですよね。(私は健康です)

自らの行動と大胆に矛盾するのですが、大量に本を読むタイプの人って現場で活躍していますか?

本を読んでいる自分に酔っていて、仕事の成果に酔えていない傾向がないでしょうか?

 

その中でも、

多読×ビジネス書の属性の人は、要注意ですよね。

一歩間違えると、ビジネス耳だけ老化していき、上司や同僚の言うことは素直にうけとれなくなったり、言葉のあやとかが気になったり、新しいことをはじめようとする会社の意向を過剰に深読みして、斜めに構えたり、、、、。

 

私の数少ない特技に、このカテゴリの若手との対話があります。 もし、このカテゴリの部下がいて、優秀でやる気もあるんだけどどうも成果が・・・うんちくが・・・とお困りの方がいましたらご相談下さい。

 

すみません。 文字通り、余談でした。

さて、全書籍をレビューしていたら大変なので、5冊だけ軽く。

(※例えば、『ファクトフルネス』のようなメジャーな書籍は、本当にお薦めなのですがあえて除いております。)

 

1冊目『マーケティングとは「組織革命」である。 個人も会社も劇的に成長する森岡メソッド

  • – 著者:森岡 毅
  • – 出版社 日経BP (2018/5/24)

この書籍は、タイトルの通り組織論としても非常に示唆に富んだ内容です。

そういう意味では読者対象者は組織に苦悩している方々は全員とも言えるでしょう。
その中でも、全社横断的な取り組みに立ち向かっている方々にとって非常にオススメです。
例えば、デジタルトランスフォーメーションの実現の為に、社内の関係者達と日々調整をしている、または、上層部の方に新しい概念をインプットしなければいけないような方々にとって、大きな武器となる書籍だと思います。

また森岡さんの著書は、読みやすいのに、内容が濃い。(恐らく代筆ではないと思う)
それはなぜか? 論理が太い(強い)し、言語化能力がとっても高い、そこに過去の御本人のトラックレコードが混ざりあっていることが内容の濃さの源泉なのでしょうか。

更に言えば、森岡さんのどの書籍にも言えるのが話に「リアリティ」があることでしょうか。
事業の当事者として向き合ってきた日々の中で、身につけていった内容だからこそ、泥臭いリアリティが生まれ、我々を引き込ませてくれるのかもしれません。

この『マーケティングとは「組織革命」である』という著書に関していえば、「組織のボトルネックは、潰すと、他に移動する」という話が書かれています。

つまり、完全なる解決というものがあるわけではなく、場所と形を変えていくのだという表現がなされている点等も、常に課題と対峙し続けることを前提としている各界のリーダーからの共感を多く受ける所以なのでしょうか。
組織も、経営というシステムの中、中核を締める重要なシステムであるという、システム論への強い確信が文中の端々から伺える点も興味深いです。
リーダー・マネージャー入門者から経営幹部に近づいて行く人まで、幅広く読む価値のある素晴らしい著だと思います。

 

2冊目『ビル・ゲイツ未来を語る

  • – 著者:ビル・ゲイツ
  • – 出版社: アスキー (1995/12)

この書籍は、新しい産業を創造するというのはどういうことなのか? という深淵なテーマに強い興味がある人にとってお薦めの書籍です。
1つの事業がどのように世の中に広まったのか?というテーマではなく、全ての産業を覆い尽くすだけの可能性を秘めたデジタル情報革命を基軸にした、壮大な新産業創造について、ビル・ゲイツの視点から見ることができる貴重な内容になっています。

これが1995年に出版されたものだというのが俄に信じがたいです。

例えば、ビル・ゲイツは当時から、スマートフォンの出現や、VR(的なもの)の出現も、当時のパーソナルコンピューティングとインターネットの軌道線上に明確に捉えていたことが刻銘に記述されていますので、気楽な気持ちでそこをなぞるだけでも一読の価値があると思います。

また、そこまで見据えていたにも関わらず、歴史の事実として、スマートフォンを世界に広めたのは、MicrosoftではなくAppleだったという事についても、経営者としては同時に考えさせられる内容です。
知ってる範囲の中から、何をどういう手順で選択をしていくのかで、引きよせることができる未来は大きく変わるということだと解釈しました。

この書籍以外でも、1990年代に出版された書籍で、当時のフロントラインにいた人物達の書籍を読むと、答え合わせが出来るので、思考実験としてとても楽しいのでオススメです。

 

3冊目『なぜ、マネジメントが壁に突き当たるのか―成長するマネジャー12の心得

  • – 著者:田坂 広志
  • – 出版社: 東洋経済新報社 (2002/4/1)

この書籍は、部下を持ち、マネジメントをしているが、部下に向き合っていく中で自分自身についても、深い所で働く意味や意義について、今までにないほど考えることに迫られているビジネスマンの方にお薦めの書籍です。
設立10年以上の和製企業で5年以上働いていて、現在部下を持っている人ならばかなり高い確率で、何かしらの深い学びがあると思います。

とにかく日本語の解釈明瞭な言葉の定義が、著者の田坂さんの凄さです。 ビジネスの世界における、知識人 とは田坂さんのような方をいうのだろうなぁと思います。

ふわっとした概念で捉えていたものが、腹落ちするまでの遷移率を上げてくれる『教材』と言っても良いでしょう。
タレントマネジメントや、ピープルマネジメントの先進国である、アメリカが提唱する外国製の組織論がどうしても先進性があるが故に我々は参考にしがちです。
少し違う角度で仕事とか働くを丁寧に再解釈したい方にもオススメかと思います。

余談ですが、私は田坂さんが書かれていらっしゃるシリーズを敬意を表して『田坂本』と呼んでいます。 好みが分かれる書籍だとも思うのですが、私が田坂本を周囲にオススメした実感値としては好評です。

 

4冊目『OKR(オーケーアール)シリコンバレー式で大胆な目標を達成する方法

  • – 著者:クリスティーナ・ウォドキー
  • – 出版社: 日経BP (2018/3/15)

この書籍は、OKR運用をこれから始められるチーム。 または、過去触れてみたのだが上手くワークしなかったチームの方々にお薦めの書籍です。
2018年、当社の社内Libraryで貸出No.1だったのがこの書籍でした。
背景としては、昨年の2018年は当社でOKRの運用を適用しはじめた年だったからです。(当社のOKR導入についてはVPoE大場が登壇した、こちらの記事をご覧ください)

OKRを少数のチームから、それなりの規模の組織にまで、幅広く実装する上での指南書になる書籍だと思います。
大企業全体をどのように覆うのか?という内容は一切触れられていません。
それは、Googleやインテルなどを参考にされるのが良いのでしょう。

OKRは、その組織に応じて使い方を編集することが必須条件です。
そのまま使えるOKRというのは恐らくなく、どのようにカスタマイズしていくのか?
そのカスタマイズをチームでどこまで根気強くやれるのかの運用が勝負です。

OKRというトレンドワードに流されない為にもこの書籍を一読し、自社で上手く行かないと想定されるあらゆる理由を事前に一度リスト化してみる。
そのリスト化された想定潜在課題を見て、それでも活用したいと思った時が、本当のスタート地点になると考えています。

 

5冊目『初対面でも話しがはずむ おもしろい伝え方の公式

  • – 著者:石田章葉
  • – 出版社: 日本能率協会マネジメントセンター (2016/12/28)

この書籍だけ少しトーンが違いますがご了承下さい。
これは放送作家の石田さんという方がまとめられた書籍です。

社内のあるマネージャーと対話している時に『とにかく自分の話が異常におもろくない』という話になり、面白く話す為のアプローチを一緒に模索していく中で見つけた書籍の1つです。

私は正直『ふ〜ん、まぁまぁまぁ、確かにそういう意味ではそうですね。』という感じだったのですが、
そのマネージャーは食い入るように読んでいたので、課題感を強く持っている人にとっては良書なのでしょう。

なので、誰かの助けになれば、と思ってピックアップしておきます。 自分の話が異常につまらないのではないか?という疑問や恐怖に直面している方には良いかもしれません。

 

 

最後に

一時期、Kindleで売ってる書籍以外絶対買わない!と思っていました。

物理的な書籍を保管する場所の確保や整理への負担があまりにもアホらしいと思ったからです。

更に言えば、物理本を貯める傾向がある人は本当の本好きを除いて自己顕示欲が高い傾向がありそうで、なんかちょっと嫌だなぁ〜と思っていたからです。

 

ただ、その拘りは一旦捨てることにしました。   あくまでも軸を読書時の『集中力』に絞ることにしたのです。

そうなると、物理本もうまく挟んだ方が集中力が持続する実感がありました。

あまり現代っぽくなくて非常に悔しいのですが、どうも自分はそういう特徴があるようなのです。(恐らく人間には、インプットする際の媒体は、種類を分けた方がインプット効率が上がるようになっているのではないかと思うのですが、事実はどうなのでしょうか。)

と、いうことで、Kindleと物理本を行ったり来たりしながら、脳が疲れていると感じる幻想を破壊して、集中力の延長に挑んでいます。(詳しくは、『脳は疲れない』をご覧下さい)

そう振り切ってからというもの、物理本の増え方が加速してしまいました・・・。

 

私は、自宅の1室は丸々図書室にしていますが、どうも本が溢れていってしまうのです。

その解決作の1つとして、昨年から積読タワーを導入することにしました。

 

積読タワーとは何か?(詳しくは、『読書を仕事につなげる技術』をご覧下さい)

 

本棚に入れると埋もれてしまう。。

でも、単純に積み上げると下の方の書籍へのアクセスが悪くなる。。。

 

そんな悩みを解消してくれるのが積読タワーです。

 

個人的に2018年に購入したもので最大のヒット作はこれでした。

私はこれを使っています(オークス ブックタワー ハイタイプ L51DA)   1台追加で買い増したのですが、更に買い増してしまいそうです・・・

収納方法のアップデートではなく収納スペースの拡充から入るという悪手・・・。

 

今後の読書生活の先が思いやられます。。。

 

次回は本の読み方ではなく『閉じ方』について個人的に思っている事を書こうと思います。

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