挑戦的な弱者

2015.07.08 コラム
Pocket

最近、社内で、
「自分達は挑戦的な弱者である」という話をしています。

Webベンチャーの競争環境は、客観的に見ても激しさを増していると認識をしています。

・リーンメソッドが流通
・失敗/成功のストーリーも多くシェア
・プロダクトの開発コストは下がっている
・プロダクトのローンチペースは上がる
・プロダクトのライフサイクルはより短く
・大手企業の優秀な人材がベンチャーにより流れる傾向が増えている
・ヒットプロダクトにおける主要情報も企業間を流通する速度は増す一方
・大手ベンチャーもスタートアップも戦う土俵が似てしまっている
※今後はより住み分けされるような気がするが。

等々を考えれば、最近の、企業内新規事業・スタートアップが、
以前よりもステルスを好むのも頷けるなぁと。

 

もちろん、明確な差別化があるので、
情報をいくらシェアしても全く問題無い。という強化なモデルを構築している企業も
存在するでしょう。それは本当に凄い事だと思います。

とはいえ、そこまで強化なモデルを確立できる確率は決して高くない。

 

それらの状況を踏まえて、
自分たちを客観的に見ていると、
事業成長を通して、少しずつ知れる事が増え、仲間も増えて、やれる事も増えてきているのですが、
それと同じペースで、勝てる事が増えているわけではないという事実も理解しなければいけない。

我々のようなまだまだミドルレイヤーの弱小ベンチャー企業が、
意図的に、企業の桁を1つ上げようと思うと、
会社の癖」「強み」を理解しながら、
捨てるべき固定観念と、守るべきStyleのバランスを注視しなければいけないと考えています。
ベンチャー企業がもつ広義のミッションは、

「イノベーションの創発を通じて、
 既存の産業を活性化させる、または、新しい産業を創造する事。」

「また、そのイノベーションの創発が、
 より大きな潜在課題or顕在課題を解決するならば尚良し。」

と定義するならば、
我々も挑戦を続けなければならないし、
個人的にも更に大きな挑戦をしたくてウズウズしている。

私は、この競争環境の激化を決して悲観しているわけではなく、
むしろ、実行のハードルが下がり、やるだけならばなんでもやれてしまいそうな今の時代に、
自分達が集中するべき領域に導いてくれる役割を果たしてくれていると解釈しています。
大きな挑戦を続ける為にも「Style」に対して真摯に向き合わないと、
結局、「ここ数年で色々やった!!」という所謂ベンチャーらしい爽快感はあっても、
次世代に残せるような“事”が成せないなんてことになりかねない。

「この程度では全く話にならない」
と自分に言い聞かせながら、
目の前の仕事に粛々と取り組みたいと思います。

 

Pocket

株式会社Speee 代表取締役
大塚 英樹

TAG