10代の脳(日経サイエンス)

2016.03.04 思考・つぶやき
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・10代の脳の謎。

・先日弊社の勉強会の講師を務めて頂いたキャンサースキャンの石川さんから脳のMRIの話を聞いた。
・以前よりその事実は知っていたが、改めて第一線の方から話を伺うと興味が惹かれるもので
・早速、MRIがもたらした脳科学の進化についてちょろちょろみてみた。

・調べてみるとMind,Brain&Education紙の編集長のJayN.Gieddという人の記事を見つけた。
・彼の文章を読んでみると色々学びが多かった。
・そもそも脳は機能として他のものと比べても重要度が極めて高い部類に入る。
・よって、外部の力が加わりにくい仕様になっている。
・その防御力は高く、CTスキャンやPETも通さない。よって可視化されない。
・そこにMRIが風穴を開けてきたという流れであることがわかった。

・そしてその効能は、思春期の脳の発達における研究をも加速させているようだ。
・感情と抑制のアンバランスがもたらす、「ミスマッチ」。それが思春期の正体のようだ。
・そしてそのミスマッチの期間は長くなってきているらしい。

・面白いのは、この研究の先には、思春期の期間に行われやすい「後から取り返せない過度な過ち(ドラッグ、傷害、事故等々)」を理論上是正するアプローチに繋がるという話。
・「子供をどう育てるべきか?」というテーマについて試行錯誤をした人は理屈としては親の数だけいるわけだが、10代の脳の解明が進むと次の10年でパラダイムシフトが起きるかもしれない。
・って、言いながら、20年くらい前の本を読んでも同じようなことが書いてあって「はぁ~」ってため息が出た・・・。というところまでちゃんと書いておく事に。

・おそらく、感情を司る脳と、抑制を司る脳のアンバランスが思春期であるように、
・研究側と実行側のアンバランスももっと是正されていくことが望まれるということだろう。

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