社会にシェアすることが望ましい情報と特に不要な情報

2016.03.15 思考・つぶやき
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・ 世の中にシェアする(される)情報を、シェアしたいものと、シェアした方が良いものの2つに大別して考えてみる。

・ 前者は、当人がシェアしたいのだから勝手にやれば良いとしか言いようが無い。
・ 後者に関しての理解が難しい。

・ 一体何をもってシェアした方が良いと定義するのか?
・ シェアする情報を、見たり読んだりすることに価値を感じる人が、自分の知る人以外に存在している場合がそれに当たる。
・ よって、オープンな場所にシェアをする価値がある。

・ 例えば、書籍化について。
・ 書籍も、著者がただシェアしたいと思われる類のものと、シェアされる事を望んでいる人がいる中でシェアされるものと2つがある。(ような気がする)
・ もちろんどちらも同じ書籍だが僕個人としては後者の書籍の方が気持ちは良い。
・ ここで言う『良い』は何かの優劣ではなく個人的な好みである。(そもそも僕に優劣などつけられるはずもない)

・ では、情報発信者が認識している人以外に、シェアされる事を望んでいる人がいる事を、誰が定義できるのか?
・ これがすごく難しい。
・ 編集者の方の仕事ってきっとこの辺りに価値があるのだと思うが、僕は全然詳しくないので割愛を。
・ 1つの文章の中でも、ある一文に価値を感じる事もあれば、一つの図解に価値を感じることもある。
・ 自分が発する情報のどの部分に価値があるのか?
・ そしてそれは誰が望んでいるものなのか?

・ 価値について話を進め、『希少性』という言葉を利用して考える突破口にしたい。
・ この場合の希少性というのは、『共感』or『新情報』のどちらかで表すことができる気がする。
・ 特に前者の『共感』というのは価値としての扱いが難しく、ありきたりな情報でも表現をひねれば『共感』は得られるのかもしれないが、そこには相当なひねり力(言葉の巧みさ)が必要である。
・ 少なくとも過去にそのひねりをした人がいないことがマスト条件だろう。

・ 自分自身に当てはめた場合で考えてみる。

・ まずは、現代の社会システムにおけるベンチャー企業の経営者という役割を担っている。
・ と、自分を捉える。
・ おそらく、その役割の中でこそ得られるそれ相当の対価(時間・苦労・費用等々)を払ったことで抽出された情報(経験談・情報)が、社会に必要とされる可能性が高い情報なのだと思う。
・ 容易に得られたものではなく、相応のコストを使って、紡ぎだされたような情報が重要ということか?
・ ありがちな経験の二番煎じではなく、新しい情報を効率よく紡ぎだす為には何が得策か?

・ ぱっと思いついたのは、『時代性』という言葉だ。
・ 『世代性』と言い換えても良いかもしれない。
・ 生い立ちや今のポジションに大きなユニークさがない場合、自分の世代だからこそ感じる世の中や、その時代性を自身のユニークさに活用するのがやはり得策なのだろうか。

・ 例えば、2007年末のリーマン・ショックのすぐ後に創業をしている我々だからこそ感じた当時のスタートアップ環境と今。みたいなものは、その一例かもしれない。
・ また、僕は85年生まれだが、中学1年生くらいから携帯電話を持った世代であり、あの頃に流行ったワン切りや、ボタンを使って着メロを自作する等の行為や経験から紡ぎだされる何か、等も該当するかもしれない。
・ ユニークさの種類は何でもよいが、どちらにしろ当人のユニークさを加味した情報≒価値ということだろうか。

・ 今の我々の場合で言えば 事業創造の挑戦を通じた経験から紡ぎだされるものが、ユニークでなければ社会に情報としての価値は還元できない。
・ 新しい挑戦をすることの意味はこういう側面にもあるのかもしれない。
・ 無い頭で考えても、きりがないので一旦このあたりでストップしておこう。

・ さて、ここで改めて、自身の上記の文章を読み返してみると、悲しいかなまんまとユニークネスはない・・・。
・ つまり社会にシェアしなくて良い情報といえるだろう・・・。

 

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