起業(TEA)と企業内起業(EEA)

2016.03.23 思考・つぶやき
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・僕が調べたい事を一緒に調べてもらうチームが社内にある。
・公認会計士のCFOと、東大で物理学を学んでいたメンバー等、専門領域の知見がある数名で僕が気になったいくつかの仮説についてデータを集めまくってもらうというPJで、もう半年近くやっている。

・例えば、

・グローバル企業の年間投資額とその内訳。
・世界のファンドの規模とLPとその投資先のポートフォリオ、パフォーマンス。
・世界中の企業の時価総額のリストとその売上ポートフォリオ、国別の構成比。
・そもそも日本のスタートアップはこれから1,000億円近い売上を上げられる確率はどれくらいなのか?
・日本のスタートアップ投資はどこまで進んでいて、どこに向かうべきなのか?
・そもそも日本のスタートアップが企業規模を大きくする事による価値は何なのか?必要があるのか?
・企業の中に複数事業を展開していくことによる事業発生頻度の向上は本当に存在するのか?
・日本にあと何社のITメガベンチャーがあるとエコシステムに与える影響があるのか?
・同じ種類のメガベンチャーの数が増える必要は本当にあるのか?

・等々、25-30くらいのテーマについて、データ収集・前処理・加工・仮説立案を繰り返している。

・それにしても、社会はデータに溢れていると思いきや、疑問に対して核心をついた答えを導きだすデータがそのまま存在している事は非常に稀であることを痛感する。
・そもそも価値があるものが簡単に手に入る事はない。

・例えば、個人的に面白かったものの1つを紹介。
・タイトルにしている、起業発生率(TEA)と企業内起業発生率(EEA)は一人辺りGDPとの相関性が非常に高く、日本のような先進国のカントリーフェーズ(Innovation phase)においては、企業内起業の比率が高くて然るべきである。
・というデータが明確に示されている論文がある。
・しかも、その論文の基を辿れば、まさかのマイケル・ポーターのカントリーフェーズの論文なんかも出てきてちょっとした興奮を覚える。
・ここで調べたデータで、社会にシェアをしても価値があると思うものは今後出していきたいと思う。
・先人達の功労に甘えず、自ら手を動かしてまとめて行く所存。

 

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   詳細はこちら:CEOブログの活用方法を模索します

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