12年の振り返りと13年に向けて

2013.02.28 コラム
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「人事発信のFacebook」「役員ブログ」等に頼りきり、
私から社外の皆様への情報発信さぼりすぎておりました・・・。

ここのところ、管理部からの冷たい目線が日増しに強くなり、
しまいには、強く直談判をされ、現在の更新に至っています。

真面目な話しをしますと、

会社規模もやや拡大をし、
社員の親御さんや、新卒内定者の親御さんからご親戚の方まで、
SpeeeのFacebookや、役員ブログをくまなく見ているというお話を
頻繁に耳にするようになりました。

そんな状況にも関わらず、
私が社内へのメッセージ過多になっているという
アンバランスは如何なものかということで、
定期的に発信するように心を新たにしました。

久しぶりですので、
今回は、簡単に2012年の話と、
2013年のテーマなんかを今更ながら書きたいと思います。

2012年は、
100名を超える組織創りをする為に、
Speeeとして目指すべき理想像を描き、
コンセプトを決め、トライ&エラーを繰り返してきました。

前回のコラムを書いた時は、だいたい社員は50名弱くらいだったと思うので、
私がコラムをさぼっている間に、約2倍の人数になったことになります。

当然の話しかもしれませんが、
業務拡大による「増員」と一言で言っても、
ただの増員と「健全な増員」は、
全くの別物だなぁと個人的には考えております。

2011年の終わりから、2012年にかけて、
短期的に事業実績を出す為に必要な人員構成と、
中長期的に実績を出す為に必要な人員構成とのバランスをとりながら、
「健全な増員」を心がけ、着実に採用を進めてきました。

(※それでも多々苦労はありましたが・・)

こういう組織論みたいのは、
世の中に数多くある経営の書籍にも、
いたるところに書いてあるような内容ではありますが、

いざ、現場で意思決定する際には、
大枠は参考にさせて頂きつつも、
勝負をしているマーケット、事業の特性を考慮して、
結局は、ゼロベースで思索することが一番効率的であることを
強く認識した年でした。

効果が高かった、
主だった組織関連の施策で言うと、

・ビジョン/中期方針の構築
・全社人事評価制度の見直し
・社員育成制度の見直し
・開発体制の抜本的見直し
・マネジメント層/中堅社員/新人向け社内研修スタート
・Speeeヒストリーの執筆
(Speee創業から今に至るまでの主要な意思決定の
背景などを全て自分で書き溜め、社内限定で公開)
等々、

所謂なことを1年間くらいかけて、
経営メンバー、人事、
そして、マネジメント層を中心に次々と実行してきました。

余談ですが、
以前までは、こういったレイヤーの議論は経営メンバーだけですることが多かったのですが、
当たり前のようにマネジメント層を加えて議論ができることに、
個人的にはものすごい喜びを感じています。

事業面においては、

2012年には、
そこそこの金額を、いくつかの新たな仕掛けに投資しつつも、
5期連続の増収増益を実現することができました。

外の方からも見やすいところで言うと、
先日、国内向けのスマートフォンソーシャルゲーム
第1弾として「ヒーローズ解放戦線」をリリースし、
無料アプリ1位を獲得しました。

このコラムをご覧になっている時には、
おそらく無料1位にはいないと思いますが
ご興味がある方は是非一度お試し下さい。

続いて今年の話に移ります。

年頭、全社向けに、
2013年のテーマとして、

「成長の手ごたえ~実績編~」

というテーマを伝えました。

(※2012年のテーマは
「成長の手ごたえ~組織/体制編~」)

当然、事業部によっては、
既に、実績で手ごたえを感じているメンバーも多くいるのでしょうが、

「Speeeが目指しているのはこういうレベルではないですよ」

というメッセージもこめて、
今一度上記のテーマを掲げました。

当社では、SpeeeShareMTGという名の社内情報を共有する全社員参加のMTGがあり、
私も毎月30-40分ほどの時間をもらってメッセージを発信しています。

3月のShareMTGでは、
私のパートで、早速、2013年のテーマに則した
発表が社内にできそうなので今から楽しみにしています。

にしても、
企業創りは奥が深いです。

毎日、細かいものも含めて、
数多くの意思決定事項が出てくるのは当然ですが、
感覚的には、週1つくらいのペースでちょっと憂鬱な判断を迫れることがあります。

ただし、

苦労しながらも、一度、決断をしてみると、
「なあるほど。そういうことだったのか。」と思えてしまうくらい
シンプルな事も少なくない気がしています。

会社としても個人としても、
そういう経験を通しながら、
当たり前に出来ることの基準を着実に上げていきたいと思っております。

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